2階の寝室に行くと、必ずベッドの上で座って待っている。下の子をベッドに寝かせて布団をかけて、何分か頭をなでているだけですぐに寝付く。
今日も呼ばれた。けど、ふと気付いた。神さんが亡くなる前は間違いなく「かあちゃん、かあちゃん」と呼んでいたことを思い出した。神さんが亡くなった後、「かあちゃん」と呼んだのは、ほんの1日か2日しかないように思う。3歳ながらにして、わずかな期間で「かあちゃん」がいなくなったことを理解したんだなぁ、と。
「かあちゃん」がいない生活に、子供たちの方がうまく適応してくれている。とうちゃんは、何かあるごとに思い出して悲しんでいる。子供たちの前では決して悲しい顔を見せたりしてないけど、たぶん家族の中で一番悲しんでいる。(いや、来てくれている神さんの母親の方が悲しんでいるように思う)
今日だってそうだ。電車の時間を待つためにコンビニによった。そのとき、「サンキュ」という雑誌の4月号を見つけた。いつもなら発売日の夕方に「とうちゃん、サンキュ買ってきてー」と携帯に電話があったのを思い出して、涙がこみ上げてきた。
いつになったらこの悲しみを乗り越えられるんだろう。

にほんブログ村 ←
大変でしょうけど頑張ってください。